H31.2.15に第5回アザリコを開催したしました。
今回は4名の方にスピーカーになってもらい、それぞれの経験や活動の中から「リハ職に求められていること」について発表していただきました!!
今回、発表してくれた方は4名。
1人目:アザリコ運営の安藤!(この記事も安藤が書いてます笑)
ちなみに私は訪問看護ステーションで働いております!
少子高齢化を単純化して、(国としての)収入の減少と支出の増加として考えました。
また、支出の中で医療費に関して考えていきます。
恒例になるにつれ、医療費は増えます。(それが悪いわけではないです)
それを抑えるためにどうするか?
まぁ、単純に病院→在宅の流れは加速して行くよねって話です。
在宅でのリハビリテーションが社会に求められているところなのではないかと考えております。
しかし、在宅のニーズがどこにあるのか?
ということを考える必要もあります。
回復期リハビリテーション病棟ではFIMの点数と入院日数を計算して実績指数を出しています。
しかし、現在のとこと在宅でその辺のルール化はなく、曖昧な印象を持っています^^;
そこで、今後の在宅でのリハビリテーションで求められることとして
・状態の数値化、見える化
・数値を用いた他職種や一般の方達へのプレゼン
これらが必要なのではないかと考えております。
これが次のアザリコにも繋がるわけです(笑)
(自分のところだからいっぱい書いてしまった・・・)
2人目:横浜市青葉区の訪看やデイを運営している社長さん!
この方、在宅リハビリ連絡会の幹事をやっていたりハチャメチャ活躍されている方です。
正直、この方の話を聞けて良かった!!
青葉区は「あおばモデル」と言って独自の地域包括ケアシステムを構築していこうと、かなりやる気に満ち溢れた地域なんだなぁと感心しっぱなしでした。
【国やPT協会から求められているもの】
• 介護予防体操の普及、実施、地域の教室に介入する
• 区の健康予防教室に協力、地域ケア会議への参加
【地域で求められているもの】
• 健康体操の指導員(ケアプラザ等で開催しているもの)
• 区役所主催の健康教室への参加
• デイ、ヘルパー事業所への介助指導、講演
国や地域から求められていることを鑑みた上で、本人が求めあれていると感じているものが以下のものでした。
【私が思う理学療法士に求められるもの】
・医学知識をベースに体操教室等での参加者の健康状態を正しく評価し、適切な運動を指導する
・知識・技術向上
・病院-地域のセラピストをつなげ、サービスを必要な回数提供できる 『場』と『人の繋がり』の構築。
・慢性期の対応ができ、個人だけでなく集団対応可能なセラピストの育成。
・理学療法士をいろいろな方に知ってもらう
そして、今後の少子高齢化を考えて・・・
PTは「1対1」の対応は得意だが、今後は「1対多数」の対応が必要になってくるだろうと仰っていたのが印象的でした!
3人目:自費で腰痛専門サロンを運営している方!
ズバリ、、、
「リハビリ職の身体の 知識・技術・経験を 生かして 他分野の人と手を組み、私たちの子孫が永遠に 最高の笑顔であり続けるための環境を創ること」が自分の使命だと語っておられました。
やはり自分で活動している方は、明確なビジョンを持っているなぁと感じますね。
さらに、自分のアクセルを知ることも重要だと話していました。
自分が加速できるものは何なのか?
自分がテンション上がるものは何なのか?
自分が楽しめるものは何なのか?
自分が好きなものは何なのか?
そう言ったことを「自分のアクセル」として、まずは自分のアクセルを知ることが重要だと。
アクセルを知った上で、社会の情勢・求められていることを知り、自分の出来ることこそが自分に求められていること、使命だとのことです。
まぁ、納得ですよね!
自分のアクセルとは違う道に進んでいってしまうと、後になってから「あれ?足が前に進まない…」みたいになってしまうこともあるわけですし。
ましてはリハビリテーションを進める上では「目標」というものが絶対に必要になります。
その目標こそ「自分のアクセルを知らなければ決められないもの」なんじゃないかと私は思うわけです。
しかし、現状で利用者さんや患者さんの中で目標がぼんやりしている方もいる・・・と思います。
その方に対して目標の決定を支援することも私たちの仕事の一部分だと思います。しかし、自分の目標がない人に目標決定の支援は難しいんじゃないかと思うんです。
そう考えると、やはり先ずは私たちが「自分のアクセルを知る」ということは非常に重要なんじゃないかと思います!!
4人目:アザリコ運営の杉山!!
まさに自分の経験を元に「何が求められてきたか?」ということを発表してくれました。
私たちは単独で誰かを治したり、救ったりすることは出来ません。
いろんな人たちを協働して、初めて医療の目的を達成することが出来ます。
そんないろんな職種からいろんなことを求められるわけです。
しかし、求められたことにも共通項があります。
私たちは私たちの専門性を発揮した説明を求められているのです。
そして、そのためには客観的な評価が必要だ!!と述べておりました。
これね、事前に打ち合わせたわけではないんですが、安藤の発表の最終的な結論とすごく似てるんですよね。
・・・あっ、同じアザリコなんだから話題が被らないように打ち合わせしとけよ!ってツッコミは聞き入れません(笑)
そしてですね
どの発表者にも共通する「求められていること」があるんです。
・まわりの人(他職種や一般の方など)たちに、私たちのやっていることを伝える
・まわりの人たちに、私たちの出来ることを伝える
・まわりの人たちと協力していく
ズバリ、これなんです。
途中でも書きましたが、私たち単独で目標を達成することって難しいんです。
まぁ、対象を絞れば可能な場合もあるでしょうが、医療や介護において対象を絞ってしまうと問題になりますから^^;
だから、協働していくんです。
しかも、それは医療者だけではなく対象者も含めて協働していくことが必要なんじゃないかと思います。
そのために個々人は自分のアクセルを知った方がいいし、集団体操を医学的知識をもとにやっていく必要もあるでしょうし、周囲に伝えるために客観的な評価も必要になってくるんだと思います。
今回は、色々な人からの話を聞いて非常に有意義な会になりました。
しかも、色々な経験をしてきた色々なセラピストが「求められている」と感じることが共通していたってのも非常に面白かったです!!!!!
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