3/20夜…
荒川区に産声をあげた団体があります。
それは【荒川区在宅リハビリテーション交流会】通称アザリコですっ!!
記念すべき第1回のアザリコでは、荒川区内の5事業所から7名の方に集まっていただきました♪♪
交流会なので、顔と名前がわかるよう名札を用意しました!
アザリコ編集長の藤原に名札を依頼しておいたらスーパー可愛い名札が完成してました(*´-`)
本日は3つのテーマについてKJ法を用いたディスカッションです(*´-`)
①理想の(在宅)リハビリテーションとは?
②理想と現実とのギャップは?
③その中で明日からできることは?
そう、3つのテーマについて・・・
3つの・・・
えっとですね、実際やってみたら①番が盛り上がりすぎてですね!!!時間押しまくりでしてf^_^;
3つ出来ませんでした(笑)
【理想の(在宅)リハビリテーションとは?】
なぜ在宅にカッコがついているかというと、病院でも在宅でもリハビリテーションはリハビリテーションなので厳密な線引きは難しいんじゃないかといった理由からです!
最初は「ちょっとテーマが大きすぎてイメージがつかない」といった意見がありましたが、いざ始まってみれば皆さん意見が出てくる出てくる!!
「最高の(在宅)リハビリテーションとは?」というテーマで出てきた意見たちがこちら!
意見をもとに、どんなグループに分かれるのかを検証いたしました(*´-`)
意見が多かったのは
●生きがいや生き様を大切にする
●主体性のある選択ができる
●地域や社会として対応する
この3つのグループでした!
この辺を紐解くと…
①患者さん、利用者さん自身が人生を全うするために本人に生きる意志や生きがい、モチベーションが必要だということ。(そこを引き出すこともリハビリテーションの1つということです)
その上で
②患者さん、利用者さん自身が種々の選択肢の中から選ぶことが出来るということ。(色々な可能性を提示することがリハビリテーションの1つもいうこと)
そこから
③地域・社会として、そこに暮らす人たちが生きがいを持ち、主体性のある人生を選ぶことができるようにすること。(セラピストと対象者の1対1のリハビリではなく、本人とその周りの人(専門職種や近所の人など)たちでリハビリを行うということ)
大枠を捉えると今回のディスカッションでの最高の(在宅)リハビリとは、このような感じになったんじゃないかと思います。
【理想と現実のギャップは?】
次は上で挙げた理想のリハと、現実に行えているリハとの差についてです!
こっから劇的にスピーディーにやりました!そうです、時間の都合ですf^_^;
どのくらいスピーディーにやったかというとここでもうKJ法をやめました(笑)
たんなるディスカッションです!
しかも短時間だったので、そこまで深くないかもしれませんが、ここで非常に興味深い傾向に気付きました!!
その興味深い傾向の前に…
まず、出てきた意見としては、
●リハビリ=運動だと思っている人がいる(患者さん、利用者さん、関連職種など)
●リハビリ=マッサージだと思っている人がいる(患者さん、利用者さんに多い)
●リハビリに対して求められるゴールが高すぎる時がある(患者さん、利用者さん、関連職種など)
●制度的な限界がある(必要な人に必要なだけできない場合がある、社会保障も完璧ではない)
こういった意見でした。
そこで、興味深いところに気付いたのです!
私たちの導き出した【理想の(在宅)リハビリテーション】に誰1人として「機能回復」を挙げていないんですね!!
なんの制約も与えていないんですが…
不思議ですねー!面白い発見でした!!
結果として、患者さんや利用者さん、関連職種からすると運動や機能回復、マッサージといったイメージが強く、私たちとの認識のズレが大きいように思います。
これはテレビとかの影響も強いように感じますが、私たちリハビリテーション専門職種による一般の方々に対する啓蒙が不足しているとも考えられます。
医学は基本的に「個人モデル」であり、リハビリテーションは「社会モデル」であると私は考えております。
「個人モデル」は、障害者が困難に直面するのは「その人に障害があるから」であり、克服するのはその人(と家族)の責任だとする考え方です。 別名、医学モデルとも呼ばれています。
「社会モデル」は、「社会こそが『障害(障壁)』をつくっており、それを取り除くのは社会の責務だ」とする考え方です。別名、人権モデルとも呼ばれています。
社会を変えていくことは難しいことだと思います。時間もかかることだと思います。
しかし、誰かが「変えよう!」「変わろう!」としなければ決して変わりません。
1人で出来ることは少ないでしょう。
しかし、人が集まることで出来ることは増えるはずです!!
アザリコでは、多くのリハビリテーション専門職種が集まり、意見交換をして、出来ることを行なっていきます。
まだまだ未熟な団体ですが、今後ともよろしくお願いいたします。
アザリコ 安藤司
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