10月15日に第4回目のアザリコを開催いたしました!
テーマは「あなたに解決できる悩みはなんですか?」でした。
私たちリハビリテーション専門職が対外的に「何の専門家なの?」というところをアピール出来ていないなーという印象がありまして^^;
というのも看護師さんの集まりに参加した時にリハに対するイメージが偏っておりまして・・・これでいいのか?と思った次第であります!
そのめ、アピールする前に自分たちが自分たちの専門性って何なの?ってところを明確にしていこう!という思いを込めた「あなたに解決できる悩みは?」というテーマです^ ^
急性期や回復期や在宅、外来やクリニックなど多くの職域があると思います。
さらに、その職域の中でも職場によって整形が得意、中枢が得意など得意分野が違うこともあるでしょう。
きっと個人個人でできることは違う。
しかし、そのままバラバラなままでいたら「リハビリテーション専門職は何をする人?」という問いい対する回答が出せません!!
それはつまり他職種の方々が患者さん・利用者さんなどに「◯◯で困っている」という相談があった時に「それはリハに聞けば良い!」という発想にならないということになってしまいます・・・。
「私たちが解決できる悩みは何なのか?」
今一度立ち戻って、この大前提を色んな職域、色んな職場で色んな経験をしたセラピストたちで交流しながら一つの解を出してみました!!
今回は10名の方々が参加してくださいました!!ありがとうございます!!!
アザリコの始まりはコーヒーやお茶での乾杯!!!笑
その後なごやかに雰囲気の中で簡単な自己紹介が行われます(о´∀`о)
アザリコは本当にリピーターが多いんですよね。
なので概ね名前は知っているもですが、新規の方もちょろちょろ増えております!
今回は6名がリピーターで4名が新規の方でした。
地道に着々と成長しております、アザリコ!!
そして、ここからは付箋に「自分に解決できる悩み、出来ること」を書いていきます!
10分くらい絞り出したら、それを簡単に発表してもらいます^ ^
みんなの発表風景は取り忘れたので、発表後の付箋だらけのホワイトボードを(笑)
いやー、色んな意見がありますね!
毎回思うのですが、自分が考えているよりも広い視点からの意見があるなーって。
色んな経験、色んな職域、色んな職場のセラピストが集まって話すだけで新たな視点を得られるんですよね。
9名のセラピスト、1名の看護師とともにセラピストが解決できる悩みを出してみて、やはり傾向が見えてきました!!(今回は看護師さんも来てくれたんですよ!アザリコは他職種も大歓迎ですよ!!)
大きく分けると以下の4つに分けられました(о´∀`о)
1.情報の吸い出し、蓄積、提供
・リハは1対1で接する時間が長いため情報を吸い出しやすい
・密なコミュニケーションが取れる
・色んな患者さん、利用者さんの情報を知ることで「自分と似たような病気の人」の経過や情報を伝えることが出来る
→色んな患者さん、利用者さんと接すること自体が私たちの価値となる
2.身体機能の評価、予後予測、リスク管理、アプローチ
・人の動きを診て、どんな動きが楽か、負担が少ないか、将来的に痛みが出ないかなどが提案できる
・色んな情報を得ることで、どの程度の期間でどの程度まで動作が改善できるかの予後予測ができる
・循環器疾患、呼吸器疾患などの運動リスクのある方でもリスクを鑑みて運動処方ができる
・慢性的な痛みに対してアプローチし、改善に導くことができる
→運動に対して多角的な視点で、将来性も踏まえて安全に実現可能かを把握できる
3.環境面の調整、提案
・福祉用具や装具などの選定に対して運動能力を踏まえて提案できる
・医療や介護保険制度などについて情報を提供できる
・住宅改修や移動手段について過不足なく提案できる
→運動能力を踏まえて環境面を考えることができる
4.他職種と他職種、他職種と患者さん・利用者さんの架け橋
・分かりにくかった説明を分かりやすく説明することができる
・CMと福祉業者の間に立って円滑に進めることができる
・対象者と他職種の間に立って情報を伝達することができる
→一般の方に分かりやすい言葉で専門職種の言葉を説明できる
ざっとこんな感じです!!
ただ、この中でも1、3、4は他の職種でもやるかもな〜ってところです。
そう考えると私たちの専門性、強みって2番の部分だと言えますね(о´∀`о)
ただ、一言に「身体機能の評価、予後予測、リスク管理ができる」という言葉でも個々人や職域、職場によって得意な部分は違います。
めまいや平衡機能障害に対しての身体機能の評価や予後予測、アプローチが出来る人もいるでしょう。
循環器疾患の急性期にリスク管理をしながら運動を行なっていくことが得意な人もいるでしょう。
膝OAの術前の方の治療が得意な人や術後の運動指導が得意な方がいるでしょう。
しかし、その差はお互いに把握していないのです。
アザリコでは、リハビリ専門職種がそれぞれの得意分野を顔の見える関係性の中で把握し、わからないことは気軽に聞くことが出来る関係性、コミュニティを作っていきたいと考えています。
そうすれば現在のスキルであったとしても多くの患者さん、利用者さんに対してリハビリテーションを提供できるでしょうし、その際の安心感もあります!!
[患者さんや利用者さん]対[セラピスト]という1対1の時代は終わり、[患者さんや利用者さん]対[荒川区のセラピスト]という関係性を構築することでより良い地域、より良い医療・介護業界にしていきたいと考えております!!
これからも交流を通じて色々な取り組みを行っていきます(о´∀`о)
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