【失敗から学ぶリハビリテーション】第2回レポート

5/15(金)に「失敗から学ぶリハビリテーション」をテーマに交流会を行いました!

今回もKJ法を軸にして、そこから色々とコミュニケーションが発展していきました^ ^


今回の名札はシャツです♪♪


失敗談としては「患側と健側を間違えて介入していた」や「ベテランPTに担当を変えてくれと言われる」や「外来のダブルブッキング」、「家族の希望を優先しすぎて患者さんの状態悪化」など・・・様々な失敗談があがりました!

みんな、失敗してますねー!!笑

でも、それでいいんです!
アインシュタインも「失敗したことがない人は挑戦したことのない人だ」と言ってきますから!!

つまり、失敗したことがない人は自分の出来る枠の中でしか生きていないんです。

これは、つまり、成長していないってことになるんですね!!


「失敗は成功のもと」と言いますが「失敗は成長の証」とも言えると思います。

まぁ、ちゃんと失敗から学んでいれば…の話になりますが(笑)


そして、出てきた失敗談をグループ分けしてみました!!

その場で分けたので後で見ると「あれ?一緒じゃない?」ってのがありますが、それは後述します!

その場では、全部で8グループに分かれました。


【うっかりミス】

・カルテの左右記入ミス
・ベッドサイドに物品を忘れる
・訪問で違う人のことを考すえていたらそっちに向かっていた
等の何とも言えないうっかりした失敗談たちです。


【自分問題】

・だるいなーと思いながら仕事していたらインフルエンザだった
・鼻水が垂れてきてリハビリに集中できなかった
・オールしてしまい仕事の集中力が( ;´Д`)
などなどの自己管理などが問題となってくる失敗談たちです。

【接遇】

・ベテランPTに変えてくれと言われる
・患者さんの名前を間違えてしまう
・貰い物を断って険悪になる
などなどの接遇面に関与する失敗談たちです。

【連携】

・血圧測ったけどナースに報告忘れる
・ナースが怖くて話しかけづらい
・ドクターとの連携がうまくいかずに怒られた
などなどの連携の問題からくる失敗談たちです。

【プログラムエラー】

・やっても良くならないと拒否される
・本人の状態よりも家族の希望を優先しすぎて状態悪化
などなどのリハビリのプログラムに関連する失敗談たちです。

【リスク管理】

・酸素ボンベの元栓を開け忘れた
・平行棒に点滴が引っかかり抜針
・透析の人のシャント側で血圧測ってしまう
などなとのリスク管理と関連する失敗談たちです。

【スケジュール】

・外来のダブルブッキング
・カンファの予定を忘れる
・屋外歩行に出ていて病棟の昼食に遅れる
などのスケジュールに関連する失敗談たちです。

【ぶっこわし】

・昇降式ベッドの下にゴミ箱を挟んで破損
・酸素ボンベを倒して壊してしまう
などの破損系の失敗談たちです。


この8つが当日に出来上がったグループです!!
「ぶっこわし」ってなんやねん!!って気がしますが後々考えればこれもうっかりの1つな気がしますね(笑)


当日はさらにこの出来上がったグループから傾向と対策を考えました!


考えていくと全てに繋がりがあることが分かりました。

まず傾向として大きく分けると

【自分の起因によるもの】です。

ここに「うっかり」「自分問題」「接遇」「ぶっこわし」が入りました。

これは相互に関係していて、自分の状態が良くないとうっかりミスは減らないし、接遇面にも気を配ることは出来ません!



さらに

【仕事をする上で必要な知識や行動の不足】があります。

ここに「リスク管理」や「プログラムエラー」、「連携」が入ります。

専門職としての知識は間違いなく必要です。
学校では座学が多く実践場面で落とし込めていないことも多くあると思いますが、リスク管理を重要視している医療現場ではここは絶対に抑えておくべきポイントです!

さらに、チーム医療の重要性も当たり前のことと思います。
1人で全てを背負う必要はありません。しかし、それはしっかりと情報共有がなされていれば…の話です。

看護師さんが怖いのは分かります(⁉︎)が、連携をとらなきゃいけません!


あと【環境によるもの】ですね!

スケジュールなどは個人だけで解決できるものではありません。
(ダブルブッキングなどは違いますがf^_^;)

看護師さんが怖くて連携が…というのもここに被ってくると思います。

こういった環境面がうまく噛み合わずに自分の体調管理がうまくいかなかったり、モチベーションが上がらなかったりすることもあると思います。



そして、ここから対策を考えました。




結論を言ってしまえば

「他人は変えられないので自分が変わるしかない」となります。



ただ、自分を整えるために周囲の環境も関与しますね。

たとえばスケジュールが過密で自分のキャパを超えた仕事をしていれば自己管理だけの問題ではなくて、職場のマネジメントの話にもなります。


そして、逆を返せば自分が整ってくると心のゆとりが出来て周囲に目を配ることになります。

そうすることでうっかりミスの軽減に繋がりますね!

そして、うっかりミスが減れば接遇面も改善されますし、そこが改善されてくれば他職種からの信用度も変わります。そこで連携の取りやすさも変わりますね!

逆に連携をしっかり取ることで信用度があがって、ちょっとしたミスでも笑って注意されるくらいで済んだりもあると思います。

怖い看護師さんとは闘わずに、懐に潜り込む!!
これが秘訣ですね!!笑



あと自分が整ってくると勉強する時間なども作れます。
もちろん、他にも連携を密にして信頼関係を築いてしまえばリスク面や勉強についても自ら学ばなくても「先輩、教えてくださいよ〜!」とか「これってどうやったらいいんですか?」とか言うだけで教えてくれます。

さらに看護師さんに「今からこの人入るんですけど、何か注意することありますか?」と一言かけるだけで色々と教えてくれます!


いいことだらけ!!


話していると全てが繋がりすぎていてどこをどう繋げていいのかわからなくなりました(笑)



しかし、結論としては

1、自分の状態を整えること


2、周囲の人と積極的に話すこと


この2つかもしれないねってところで落ち着きました。


もちろん知識や技術がいらないというわけではありません。
しかし、それはすぐに身につくものではありません。

今すぐに出来ることは

「自分の状態を整える」

「周囲の人と積極的に話す」

というところです。

そして、この2つを行うことで声率的に他の失敗の要因が防げるんじゃないかな!!!

そして、この2つによって信頼関係が構築されてしまえば失敗したときのダメージは少なくて済みます^ ^


今回のアザリコの締めはビール!!


そして、他者との交流という意味ではアザリコは最適な場所です!!

第3回アザリコにも期待大!!

第3回テーマは「生と死」で7月に行う予定です!


アザリコ(荒川区在宅リハビリテーション交流会)

荒川区のリハビリテーションを盛り上げようとする交流会を主体とした団体です。 事業所や病院、施設の隔たりはなく、ライバルではなく仲間として区内で、より多くの人が住みやすく自分らしく人生を送ることが出来るように活動中! 個人だけでは出来ないこともセラピストが集まることで出来ることもある! 荒川区非公式であるが故の柔軟性と行動力を武器に活動中^ ^

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